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スペースチャンネル5 当Wiki連絡用掲示板内「差し替え・追加スレッド」-424~429 424 :名無しさん:2013/06/06(木) 20 24 56 ID ??? なぜかパート2はあるのに、初代がwikiにないスペースチャンネル5を書く。 ドリームキャストとプレステ2のゲーム。音ゲー。 25世紀。モロ星人と呼ばれる宇宙人達が地球を侵略、当たった人は踊り続けるビームで地球人を襲う。 宇宙放送局スペースチャンネル5は、リポーターである主人公「うらら」を派遣し生放送を開始。 モロ星人達のステップをやり返す事で撃退・踊る人々を解放できる事がわかり、うららは踊って、時にはビームで、モロ星人たちを倒していく。 うまくダンスするとシチョーリツも上がる。失敗すると下がる。 425 :スペースチャンネル5:2013/06/06(木) 20 25 41 ID ??? 西暦2489年。 ピンクの宇宙服を着た少女が、宇宙を漂っている。 「こちらチャンネル5。スペースシップ遭難事故の行方不明者、最後の一人を発見しました」 青い宇宙服を来た人物がそれを抱きとめる。 「よく頑張ったな、もう一人じゃないぞ」 十年後。 宇宙船の飛行場に突如、たくさんのUFOが飛んでくる。 中からモロ星人が降り立つ、モロ星人たちは逃げまどう人々にレーザー光線銃を撃っていく。 宇宙を漂う放送局「スペースチャンネル5」。 宇宙放送艇「アストロビート号」に乗るうららに、ディレクターのヒューズから通信が入る。 通信「スペースポートで事件だ、宇宙人が人々を踊らせているという情報が入った。うらら、アストロビート号で発進するぞ」 「了解!」操縦席に乗ったうらら。アンテナの突いた宇宙放送艇が現場へと向かって飛び立つ。 『うらら登場!の巻』 逃げまどう人々で一杯のスペースポート。マイク片手にうららは進む。ちなみにこの時点のシチョーリツは10%。 「皆さん、こんばんは。今夜のうららリポートショーは、スペースポートに襲来した宇宙人が人々を踊らせているという、異常事態を生放送します」 ヒューズからの通信。以降、通信=ヒューズ。 通信「通信状態良好。うらら、はりきって行け」「了解」 歩き続けると、踊るモロ星人三人と、バックで踊る人々が二人いた。 「ご覧ください、宇宙人です! 後ろの人は踊らされた人でしょうか」 画面上部ににテロップが入る。ニュース速報:宇宙人の動きをマネるのが有効! 通信「宇宙人の動きに注意しろ! リズムに合わせて入力だ」「レッツダンス!」 「救出成功です!」通信「なかなか決まってたぞ、うらら!」 助けた二人がバックダンサーになる。つき進むうらら。 通信「注意しろよ……物陰からくるぞ、宇宙人にはAボタンビームが有効だ」「了解、レッツチュー!」 飛び出してくるモロ星人たち。ステップに合わせてAボタンビームで撃退するうらら。 通信「地球人にはBボタンビーム」ニュース速報:地球人にはBボタンビーム 飛び出してくる地球人達を、ステップに合わせてBボタンビームで救出。「完璧に救出しました」 その後もバックダンサーの地球人を増やしていく、カメラを撮るスペース・ニホン人などを助けシチョーリツもあげていくうらら。皆で突き進む。 管制塔の屋根の上を歩くうららと一同。丸い屋根の上を音楽に合わせて突き進む。 「管制塔にやってきました。情報によると出動したスペースレスキュー隊が、ここで踊らされているとの事です」 通信「宇宙人、接近。滑って落ちんなよ」「了解……レッツシュー!」 出てくる敵を打ち倒すうらら。「救出大成功です」画面を何者かが横切る。通信「おい、なんだ今の奴は!?」 青い服の女が、画面の真ん中に登場する。 「はぁい、みなさん、こんばんは。プリンで~す」通信「同業者か?」 「リポート見るなら42チャン」通信「負けるな、うらら」「了解」「「踊りで勝負よ!」」 プリンに踊りで勝つと、相手の親衛隊のギターがバックダンサーになる。「チャンネルはそのまま」 「発射台にやってきました、なんでしょう、怪しい気配がギュンギュンします」 通信「何かが接近、注意しろうらら!」「了解」 ピンク色のデカイ何か、ココ★タピオカがUFOから落ちて地面に着地。 「生物でしょうか? ロボットでしょうか? とりあえず踊ってみたいと思います!」 踊り勝っていくと、口を開けて黄色い足の生えた奴がたくさん出てくる。 「ご覧ください、ボスの口から何か出てきます」通信「なんじゃこの黄色い奴らは!?」「レッツシュー!」 黄色い奴らを撃ち倒していくと、タピオカがあらぶり始める。「あ、怒っています。激しく怒っています」通信「もう少しだ! 気を抜かないで行け!」 大きく開いて光り輝くタピオカの口に、ステップに合わせてビームを放つうらら。タピオカはその場で後ろに倒れた。 「以上、スペースポートよりうららがお送りしました。――スペースチャンネル5」通信「ハイ、カット!」 426 :スペースチャンネル5:2013/06/06(木) 20 26 23 ID ??? モロ星人たちが暗い部屋で、大きな机を囲んで会議している。 「あまり踊らせられなかったモロ! なんか邪魔も入ったモロ!」 「そ、その件につきましては…」 「言い訳はいいモロ! 次の作戦を言うモロ?」 「は、はいモロ! 今回の敗北原因があまりにも「正直すぎた」のでは? という分析結果を考慮し…「卑劣で卑怯、けど優雅」というコンセプトの作戦を練ったモロ」 「いいモロね」 「そのための舞踏メカはこちらモロ」 大きな扉の上のビジョンがアップになる。「おおーーっ」 『スペースシップ SOS!の巻』 「みなさんこんばんは。今夜のうららリポートショーは、宇宙人が踊り暴れるスペースボート客船から生中継でお送りします」 画面が切り替わる。「コックピットまできました」通信「気を抜くなうらら、前方に宇宙人反応」「了解、レッツシュー!」 モロ星人たちを倒し、乗組員を救出。「救出大成功です」通信「おー、いい感じ。まわれー、右」 コックピットから出て行こうとするうらら達。 「は!? 前方に踊らされたスペースシップキャプテンです!」 通信「うらら、歌って踊って救出だ!」 モロ星人を踊り倒したうらら。キャプテンがバックダンサーになる。通信「うらら、次はビッフェに向かえ」「了解」 通信「あ、まだいた、チューと言ったらAボタンビーム」「了解」 銃を撃って、モロ星人を倒すうらら。「チャンネルは、そのまま」通信「ビューティフルシューティング!」 「ビッフェにやってきました。美味しい匂いがぎゅんぎゅんします」 通信「気を散らすなうらら」「了解」ニュース速報:各方向に出現する集団は、左のヤツから撃ってくるぞ「レッツシュー」 モロ星人と客が混じって出てくるのを的確に倒し、救出。「完璧に救出しました」通信「大変よくできました、うらら」 「スペーススーパーモデルが踊らされています」通信「うらら、救出して差し上げろ」「レッツダンス!」 モロ星人を踊り倒し、スペーススーパーモデルをバックダンサーにしたうらら。 そのまま突き進むが、音楽が小さくなる。宇宙船の外を見ると別の宇宙船が登場する。 宇宙海賊放送艇「バッドチューニング号」が外にあった。 「スペースチャンネル5、番組をいただくぞ」 「なんですって!? きゃ!?」 画像が砂嵐になり、「しばらくおまちください」とメッセージが出る。 通信「どうしたうらら、何が起こっているんだ!? 放送システムチェック急げ!」 画像が戻ると男たちが踊っている。通信「や、やつらは!? 宇宙海賊放送局!」「え?」 「私の名前はジャガー♪(バックコーラス付き)。真実を伝えるのは我々だ! ……邪魔するなら」「「踊りで勝負!!」」 長いステップを覚えて、ジャガーを踊り倒す。一人バックダンサーを貰う。 「以外とやるじゃないか。また会おう」「待って!」去っていくジャガー。 通信「うらら、次はパノラマ展望室へ向かえ……あ、まだいた、チューと言ったらAボタンビーム!」 「撃ちます」モロ星人を倒すうらら。「チャンネルはそのまま」通信「デラックスシューティング」 「パノラマ展望室へやってきました……ああ!」 「UFOの母艦はすでに撤退を始めているぞ、追わなくていいのかチャンネル5」 UFOを追う海賊放送局の宇宙船。くやしそうな声を出すヒューズ。通信「ジャガーめ!」 「あ、なにかが転送されてきます。タコでしょうかイカでしょうか」 触手の生えたロボット。えっちいな舞踏メカ『モロリ~ナ』。 通信「小学生たちが捕まっているらしい!」 先生「あー、生徒たちが!」通信「まだキッスが優先だ!」 小学生「きゃー、お姉さん助けて!」通信「小学生にはBボタンビームで救出」ニュース速報:スペース小学生にはBボタンが有効 的確に触手の先のモロ星人とスペース小学生を撃っていくと、メカが爆発し出す。 「ボスがシクシクしています。でも、これで終わるとは思えません……やっぱり動き出しました」 通信「まずい、重力がなくなった」ニュース速報:重力発生装置が破壊されました 互いに浮いた状態で、それでも的確に撃っていくうらら。大きな舌がメカから出てきてうららを巻き取る。 「きゃー! 巻かないで!」通信「うららー!」 「ぬるぬるします! 激しくぬるぬるしています!」 その状態でもステップに合わせて撃ちまくるうらら。そして撃破する。 「以上、スペース豪華客船より、うららがお送りいたしました。――スペースチャンネル5」「うららさん、ありがとう」通信「ハイ、カット」 427 :スペースチャンネル5:2013/06/06(木) 20 27 01 ID ??? モロ星人たちが暗い部屋で、大きな机を囲んで会議している。 「やばいモロ! UFOが追跡されて、秘密基地の位置がばれたモロ!」 「そ、その件につきましては…」 「言い訳はいいモロ! 対応策を言えモロ?」 「は、はいモロ! すでに、あの秘密基地周辺に「隕石型踊らせミサイル」を、基地内部通路に「精鋭部隊」を、そしてとどめの中心部には最強の舞踏メカを配置したモロ」 「なかなかいいモロね」 「ちなみに最強舞踏メカはこちらモロ」 大きな扉の上のビジョンがアップになる。「ひょーーっ」 『突撃! スクープ争奪戦! の巻』 「みなさんこんばんは。宇宙人の秘密基地が、ここアステロイド地帯にあると発見しました」 通信「遅れをとるな! スクープ持ってくるんだ! ここでは何でもかんでもAボタンビーム!」ニュース速報:なんでもかんでもAボタンビーム 隕石を、ついでに同業者たちを撃ちまくるうらら。途中、海賊船が巨大隕石を撃破する。そしてジャガーが飛んでくる。 「またチャンネル5か……いくぞ!」 飛んでくるジャガーの海賊たちを、撃墜するうらら。 「なかなか、やるな」 「リポート見るなら42チャン」通信「プリンに先を越された!?」追いかけるうらら。 基地内の通路はカラフル。警告速報:部屋を明るくしてTVから離れてね 乗り物で追いかけるうらら。モロ星人達が邪魔をする。 「た、助けてくれてもよくってよ?」通信「踊らされているのはプリンか!?」「はやく助けてー」 モロ星人精鋭を踊り倒すうらら。去っていくプリン。「一応、ありがとう」 突き進んでいくと上下左右からモロ星人が出てくる。撃ち倒すうらら。 「ついに中心部にやってきました……TVです、とても大きなTVがあります。怪しい気配もぎゅんぎゅんします!」 最強舞踏メカ『モロリン! モンロー!』。 画像の中に一つの目玉を持った丸いモンスターが出てくる。撃ち倒していく。 「ご覧ください、モニターの中から何か出てきます。あ、ぷるぷるしてる」通信「なんじゃこりゃ!? これが奴らのボスか!?」 でっかい緑とピンクが合体したロボットが出てくる。踊り倒していく。 メカはぐるぐる回転し、二体に分かれる。 「なんと今度は分裂しました! ちょっとピンチの予感です!」 ステップを着実に決めるが、敵メカからの一撃を喰らい膝をつくうらら。 「その程度か、チャンネル5」通信「しまったジャガーに追いつかれた!」 「逃げるなら今のうちだぞ?」「負けないわ!」 一緒に銃を撃ってくれるジャガー。 メカは今度は人質とモロ星人を混ぜてくる。ニュース速報:モニタをよく見て撃ち分けよう! うららは的確にモニターを倒し、ジャガーは敵メカを攻撃、撃破する。 通信「よし、スクープはバッチリ取れたぞ! よくやったうらら!」 「ごらんのように宇宙人基地を壊滅させました。これで地球にも平和が訪れるでしょう。以上、秘密基地よりうららが…」 通信「テレビの様子が変だ」 画像にはモロ星人がビームを撃つ所。「踊らせろ! 踊らせろ!」。 「やあ、なに!? この映っているのは……これは洗脳放送?」 モロ星人に囲まれるうらら。通信「テレビだ、テレビを撃つんだうらら!」「了解!」 うららのビームで破壊される巨大テレビ。モロ星人たちが自由になる。通信「やつらも踊らされていたのか」 「大変、基地が崩れる、みんな逃げて!」緊急警告:部屋を明るくしてTVからはなれよう 今まで来た道を全速力で逃げるうらら。爆風が追いかけてくる。 通信「うらら脱出を急げ! 宇宙人たちもAボタンビームで救出だ!」「任せて!」 炎にまかれて吹っ飛んでくるモロ星人たちを救出しながら、脱出する。 通信「炎が迫ってるぞ、急げ!」通信「さらに迫ってるぞ、急げ!」通信「もう、すぐうしろ!」 「ちょっと熱いです!」通信「こらえろ、出口は近いぞ!」 「了解!」通信「あらかた脱出!」 そのときジャガーから通信が入る。 「洗脳放送の放送元が特定で来たぞ! チャンネル5の周波数と同じはずだ! なぜなら」通信「なんて言った!?」 「脱出しまーす!!」通信「ハイ、カット」 428 :スペースチャンネル5:2013/06/06(木) 20 28 05 ID ??? モロ星人たちが暗い部屋で、大きな机を囲んで会議している。 「え!? 我々って洗脳されてるモロ? そうなのモロか!?」 一人、通路を誰かが進む。 「ワ、ワタシに聞かれましてモロ…」 「む、そうだモロよな。うん…。たぶんそんなコト無いモロよなあ…」 二人、通路を誰かが進む。 「次の作戦、いくモロ! やはり理論先行の作戦は、我々に向かないのではと考え、欲望の赴くままに最初にまず、メカをつくってみたモロ」 「なかなかいいモロね」 三人、通路を誰かが進む。 「こんなカタチになった…モロ!?」 大きな扉の上のヴィジョンがアップになる、しかし画像は映らず代わりに扉が開いた。 光り輝く扉の奥、うらら・ジャガー・プリンの三人が立っていた。 『銀河最大の悪を暴け! の巻』 「チャンネル5局長のブランクさん。罪のないモロ星人を操っていたのは、あなたですね」 モロ星人の座る大机の奥に、男が座っていた。 「私の踊りとマイクで、真実を暴いて見せるわ」 うらら、そしてその後ろでジャガーとプリンが踊る。そして突き進む。 「みなさん、こんばんは。今夜は宇宙人襲来の真相究明リポートを、とことん追っていきたいと思います。犯人はどうやら、そこに座っている男の様です」 部屋の奥に座っている男。スペースチャンネル5局長「ブランク」がいた。 「はっはっは」通信「本当に局長が犯人!?」「あなたたちはブランクにあやつられているのよ。目を覚まして」 通信「洗脳を解くにはデラックスAボタンビーム」ニュース速報:宇宙人には、デラックスAボタンビーム!! 襲い来るモロ星人を撃ち倒すうらら。ワーイと言って飛んでいくモロ星人。ブランクが消える。通信「ブランクが逃げたぞ」 モロ星人たちをバックダンサーに、扉を開けて追いかけるうらら。通信「注意しろ、警備システムが操作されている」 「了解。……マイケルです、スペースマイケルが踊らされています」 踊らされた「スペースマイケル(本人)」。ダンスの合間にフォウッと相槌を打ってくれる。通信「全力で行け、うらら」 モロ星人を撃ち倒し、地味に本気で踊っているマイケルをバックダンサーにする。 通信「十点、十点、十点! パラララララ、ヒュウ!」 突き進むうらら。通信「ブランクはコントロールルームへ逃げたぞ」 「了解」通信「あ、侵入者撃退砲台が狙っているぞ」 「撃ちます!」つり下がった砲台を撃つうらら。「チャンネルはそのまま」通信「ステキー」 薄暗いコントロールルームを歩くうらら。下に向かって飛びおりる。 「ブランクは果たして、どこにひそんでいるのでしょうか?」通信「うらら来るぞ、落ちついていけ」「レッツダンス」 モロ星人を踊り倒し、踊らされたキーボードギャルを助ける。「救出成功です」いつもの音楽にキーボードが足される。 うらら達が突き進むと、大きな扉が開く。たくさんのモニターに囲まれた空中にある大きな椅子、そこにブランクが座っていた。 「ブランク!」「ふむ、お前の様なリポーターがうちにいたとはな。真実を知りたければ上がってくるが良い」「まてー」 椅子が天井へとせり上がって消える。うらら達の前にモロ星人が立ちふさがる。それらを倒し、エレベーターへ向かう。 通信「この先のメインアンテナへ向かえ」「了解」通信「最後の最後にまだいた、いくぞ」 撃ち倒し、うららは画面に向かって言う。「ブランクを追います」通信「すてきー」 真っ暗な部屋へと辿り着く。ブランクの言葉が聞こえる。 「真実を求め過ぎるリポーターには、残念だが消えてもらおう」 うららがライトアップされる。前方に大きなロボットの群が、そしてその先頭に人型サイズのロボットが下からせり上がってくる。 うららそっくりの白と緑のロボット。パーフェクトリポーター「イビラ」。全体が光り輝く部屋に、対峙する互い。 「リポーターは私のために、シチョーリツさえ稼いでいればよい、この子の様にな」 イビラはロボット声でしゃべる。 「私はイビラ。完璧なリポーター。うらら倒す」通信「魂なきリポーターにうららが負けるか!」 序盤のダンス勝負でうららが競り勝つ。 「どうしたんだ、お前は完ぺきなはずだ!?」通信「なかなかいいぞ、その調子だ!」「私が踊りで負けるもんか!」 そしてうららが踊り勝った。 「ただの操り人形に、リポーターは無理だった様ね」通信「!? うわ、うらら、助けてくっ!?」 停止するイビラ達。そして全周囲の天井と壁が開き、宇宙が見える。 429 :スペースチャンネル5:2013/06/06(木) 20 29 32 ID ??? ニュース速報:ディレクターが宇宙中継艇ごと捕まった模様 巨大なオレンジ色のロボットが外にいた。その手に宇宙中継艇を持っている。 「消えてもらうと言ったはずだ、うわっはっはっは!」「ディレクター!」 お立ち台の様な小型の乗り物が宇宙から飛んでくる。それに飛び乗るうらら。ジャガーとプリンも別々の物に乗ってついてくる。 通信「うらら、逆転だ! システムの逆方向に入力してからAボタンビーム!」続報:指示とは逆方向に入力してからAボタンビーム!! ジャイアントイビラが宇宙中継手を手に、ミサイルを出してくる。ジャガー・プリンと共に迎撃。 「シチョーリツが上がればいいんだぁあああ!!」「きゃあああ!!」「プリーン!」 プリンがぶん殴られて、ぶっ飛んでいく。怯まず攻撃するうららとジャガー。 「真実など必要ないのだ!!」「うおおおお!?」「ジャガー!」 ジャガーもぶっ飛ばされる。それでも一人、戦い続けるうらら。しかし、曲が止まる。 通信「サウンドシステムが、きょく、が、っ」 音楽がなければステップを踏めず。ミサイルが次々と直撃。吹っ飛ばされるうらら。 宇宙を漂ううらら。 そこにジャガーの乗った、宇宙船が助けに来る。うららを助けてくれた十年前の出来事に酷似していた。 「うららよく頑張った、もう一人じゃない」「じゃ、ジャガー」 うららは乗り物に戻る。 BGMは消えたまま。だが、たくさんの人々の声がアカペラで音楽を作り出していた。それに合わせてステップを踏んで攻撃するうらら。 ジャイアントイビラの頭が飛んで変形。大きなモニターになる、そこにブランクが映っていた。 洗脳放送発信メカ『ブランクTV』。 「シチョーリツこそが、シチョーリツこそが、し、シチョーリツこそが人生そのもの……洗脳放送で宇宙人を操って何が悪い!! 全てはシチョーリツのために!!」 「お聞きいただけたでしょうか? 今回の騒動の黒幕が、自ら白状しました」 うららに「ブランクTV」が襲いかかる。うららがTVに取り込まれる。 今まで助けてきた人が、モロ星人が、メカが、たくさんの人々がブランクTVの前に集まってくる。 「うらら頑張れ!」 たくさんの人がうららに合わせて声を出す。もっともっとたくさんの人が集まってくる。 「うららガンバレー!」 踊り勝っていくうらら。テレビから脱出し、たくさんの人々の前に着地する。マイク片手に、指をさす。 「みんないくわよ!」みんな「Let s Dance!!」 全員同時にブランクTVに対して踊る。苦しむブランクTV。 「し、シチョーリツが……」通信「今だ! 皆の踊りエネルギーをアンテナに集めるんだ!」 うららは踊る。「了解! ブランク、悪さが過ぎた様ね!」 ジャガーも踊る。「真実を歪める奴は許さん!」 プリンも踊る。「リポーターを道具扱いする奴も許せない!」 モロ星人たちも踊る。「あやつるなんて酷いモロ!」 「さあ、みんなで一緒に決めるわよ!」通信「タイミングを外すなよ!」 アストロビート号の巨大アンテナに光が集まっていく。収縮した光がブランクTVを吹き飛ばす。「まーた来週」 ブランクTVは宇宙のかなたへと、飛んでいった。踊り喜ぶ人々の前で、うららが冷静にリポートした。 「モロ星人の疑いが晴れて良かったですね。以上、モロ星人襲来の真相究明リポートをうららがリポートしました。スペースチャンネル5」 通信「銀河一、良かったぞ、うらら」「さあ皆、銀河の果てまで行進よ!」 アストロビート号が、宇宙に光の橋をかける。そして今までのキャラクター達が、その上を更新する。 スタッフロールが延々と続く。 モロ星人「アップ」 うらら「アップ」 通信「ハイ、カット!」ちなみに失敗すると通信「おいおい」。 二週目はミス無しだとEXという、それぞれの中間地点の別ステージに行ける。そのステージの始まり・終わりは同じ。
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注意 善良なゆっくりが虐待されます。 虐待自体の描写は薄めです。 れいぱーの描写があります。 お兄さんの愛したれいむ 初めてゆっくりというものを飼いはじめた ハンドボールくらいの大きさのれいむ種というやつだ 独り身の寂しさを紛らわそうと立ち寄ったペットショップで その愛らしさに一目惚れして衝動買いした れいむは優しいペットショップのお姉さんやブリーダーのお兄さんに囲まれて 素晴らしくゆっくりと育った お行儀がよくいつもニコニコ ペットショップを訪れる人が誰も微笑み返さずにはいられない可愛いれいむ れいむと一緒に飼育グッズも買った ゆっくりフードにゆっくりハウス これからの季節に備えて防寒着のおくるみも れいむは気に入ってくれるかな とってもゆっくりしたおにいさんだ ペットショップからお兄さんの家へと帰る道すがられいむはゆっくりハウスのなかで幸せだった きょうからあのゆっくりとしたおにいさんといっしょのせいかつががはじまるんだ れいむの心はぽーかぽーかだった さあ、ここが新しいおうちだよ れいむをゆっくりハウスから出して、改めてご挨拶 ゆっくりしていってね たわいのない言葉だけど、俺の心は温かくなった とてもゆっくりしたおうちだよ ゆっくりハウスから出たれいむの心は弾む ゆっくりしていってね 改めてお兄さんにごあいさつした 可愛いれいむ お前がうちに来てからなんだか毎日が楽しいよ 柔らかくて温かくて、素直で優しい 綺麗なれいむ やさしいおにいさん れいむのこころはぽーかぽーか すてきでたのもしい ゆっくりとしたおにいさん ゆっくりとした日々が続く 仕事帰りの疲れた体も れいむを見ると癒される お前と会えて、本当に良かったよ まいにちがゆっくりしてるよ おにいさんはよるまでおしごとたいへんだけど おうちではれいむといっぱいあそんでくれる おにいさんとであえて、れいむほんとうにしあわせだよ ただいま いつも真っ先に迎えに来てくれるれいむがいない 代わりに部屋の奥かられいむのすすり泣くような声が聞こえる まさか…れいむ! おにいさんごめんなさい れいむなにもできなかったよ まどさんをわってれいぱーがおうちにはいってきても ふるえるだけで…なにも…できなかったよ… 暗い部屋の隅でれいむは泣いていた 頭からは植物の茎のようなものが何本も伸びている ゆっくりの妊娠だ 冷たい風の吹きこむ方を見ると窓ガラスが割られていた おにいさんごめんなさい、れいむはやくたたずだね おにいさんのおうちあらされちゃったよ れいぱーがまどさんをわってるあいだ、にげてかくれることしかかんがえられなかったよ ゆぐっゆぐっ れいむ、お前は悪くない 今体をきれいに拭いてやるからな その前にこの汚らわしい茎を引っこ抜くか ちょっと痛いかもしれないけど我慢してくれよ おにいさん、まって! まだひとりいきてるおちびちゃんがいるよ れいむ、れいぱーはきらいだよ… でも、おちびちゃんにつみはないよ! れいむ、何を言っている? 俺はお前を傷つけた奴を殺してやりたいくらい憎んでいる そしてそいつがお前に植え付けた その醜い塊も憎い おにいさん、そんなこといわないで ほかのおちびちゃんたちはみんなえいえんにゆっくりしちゃったけど、 このおちびちゃんはいっしょうけんめいいきようとしてるよ れいむ、このおちびちゃんにはしあわせになってもらいたいよ! れいむ、お前は優しいな だが俺はその憎たらしい饅頭を養うつもりは無い 引き抜くぞ れいむを上から押さえつけたとき、俺は涙を流していた おにいさん、おねがいします れいむ、もういっしょうほかにはおねがいごとなんてしないよ おにいさんのいうことききます、おちびちゃんにもいいきかせます だからおねがい、おちびちゃんのこところさないで!! その夜一晩、れいむは泣き続けていた 翌朝も朝の挨拶をし、餌を食べて普段通りの生活をしているが、お互いぎくしゃくしている 顔はずっと暗いままだった 子どもと茎の捨てられたゴミ箱を苦しそうに眺めている おにいさん。れいむ、ぶりーだーのおにいさんからきかされてたよ おちびちゃんをかってにつくるのはよくないって。かいぬしさんがゆっくりできないって れいむもね、ずっとそうおもってたよ。おにいさんがゆっくりしてくれるなら、おちびゃんはがまんしようって でもね、おちびちゃんができて、なにかがかわっちゃったよ。れいぱーのこでも、そだててあげたかったよ… れいむは俺に恨み言は言わなかった だがその顔にはいつも影があるようだった なんだ、その顔は。何が言いたい。 あんなに愛おしかった、あんなに綺麗だったれいむが、別のものに変わってしまったように思えた おにいさん、いたいよ! やめてね、ゆっくりやめてね! ゆっくりごめんなさい!れいむ、なにかわるいことしたならあやまります! おねがいだから、もうぶたないで! 目の前でれいむが泣いている 気が付くと俺は右手にベルトを握りしめていた れいむの体中にたくさんの傷がついている 俺は…俺は何をやっているんだ… おにいさん、なかないで れいむもおにいさんにべるとさんでぶたれていたかったけど、 おにいさんもきっとかなしいことがあったんだね ぺーろぺーろ、いつものおにいさんにゆっくりもどってね その日から俺は度々れいむに暴力を振るうようになった 何をやっているんだ、れいむはこんな仕打ちをうけるようなこと、何もしていないじゃないか 自分に非は無いのに、泣きながら謝っている それなのに…俺はお前のその目を見ると… おにいさんはれいむをぶったあと、 かならずれいむをだきしめてなくよ。ごめん、ごめんって言いながら れいむ、わからないよ どうしてこんなにやさしいおにいさんが、あんなことするのか 最近れいむの俺を見る目が変わってきた まるで俺を憐れむような、俺を見下すような目だ 俺はお前の飼い主だぞ いや…理不尽な暴力を振るうような男は、飼い主失格か おにいさん、れいむはおにいさんのこと、にくんでなんていないよ! おにいさんのこと、みくだしたりなんてしてないよ! どうしてそんなこというの!? このままじゃ…れいむ、ほんとうにおにいさんのこときらいになっちゃうよ! そうか。それなら俺のことを嫌えばいい。さあ憎め。 俺がお前のことをどれだけ愛しているのか、 お前が襲われたあの日、俺がどれだけ悲しんだのか、お前にはわからないようだな だからそうやって、口には出さなくても、俺を恨めしそうな顔で睨むんだろう そんなことないよ! 黙れ。お前は俺よりも、レイパーの子どもが好きなんだろう そんなことないよ! 黙れ…黙れ…黙れ… 金バッチを毟り取られ、れいむは外に放り出された 体中は痣だらけ、うっすらと餡子のにじみ出ている部分もある れいむは察した。おにいさんはれいむがいないほうがゆっくりできるんだね それなられいむはでていくよ、きょうまでほんとうにありがとう、ゆっくりさようなら、おにいさん れいむのいない生活が、また始まった だがれいむは俺の心にこびり付いて離れない 朝、誰も食べないゆっくりフードを用意してしまう 夜、誰も待っていない部屋に向かって、ただいまと言ってしまう 冬の街は何もかもが冷たい 商店街の路地裏の無造作に捨てられた新聞紙にれいむは包まる 途中のゴミ捨て場で拾ったキャベツの芯を、ゆっくりと咀嚼すると涙があふれた 餌が不味いから悲しいのではない。一人ぼっちの食事が悲しいのだ れいむよ、俺を憎むがいい 俺を憎めば憎むほどお前は俺のことを忘れられまい 俺はお前のことを生涯忘れない お前もその体中の傷が疼く度俺を思い出すことだろう、その度に俺と同じ苦しみを味わえ れいむは改めて思い出した ブリーダーのお兄さんやペットショップのお姉さんに教えてもらったことを 野良のゆっくりは弱く惨めで無様な生き物なのだ 特に人間の助け無しで生きていく術をしらない「元」飼いゆっくりは れいむは考えた すっきりを強要されることも冬の寒さも、不潔な住処も不味いご飯も 愛する者から受ける暴力に比べれば何ということは無い そう思い込んで残りわずかのゆん生を、ただ遣り過ごそう お兄さんの愛したれいむ 終
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『ノー・リーズン』という、全身から拒絶のオーラを放つスタンドを使う青年に、昔会ったことがある。 僕がある『スタンド使い達』で構成された組織に身を置いていた時の話だ。 『ノー・リーズン』の本体は、スタンドとは正反対でどこか抜けているあっけらかんとした人だった。 「スタンドはその人の精神体」だという話だったが、本当にそうなのだろうかと考えた程である。 『ノー・リーズン』は近距離パワー型だが、他の多くのスタンドと同じく「能力」を持っていた。 簡単に言うと、「触れた物事をうやむやにする能力」である。 言葉で聞くとそれほどでもないようだがよくよく考えるととんでもない能力だ、と気付いたのは、 僕が彼と出会ってから2日経った頃だった。 その日、彼は僕達に割り当てられた部屋ではなく、 組織のアジト内で唯一大型テレビがある談話室の、くたびれた革のソファーに沈み込んでいた。 点けっぱなしのテレビはニュース番組で明日の天気を報じていた。雲のマークが地図を埋め尽くしている。 彼はリモコンを握ったまま、虚ろな目で画面を見ていた。 僕が部屋に入ると、彼は思い出したようにこちらを見た。 目が僕をとらえて、彼は「ええと、新入りか」と僕に尋ねる。 僕は頷いた。 僕はもう一つのソファーに腰を下ろした。 「今何を考えていたんですか」と、僕は尋ねた。その日はたしか彼が任務に出る前日だった。 答えたくなければ構わない、と僕は言った。ここの人たちはあまり他人に心を開かない。 こちらから話しかけても返事が返ってくるのはまれだ。 だから彼に尋ねたと言っても、ただの独り言のようなものだった。 彼の表情はいつもの能天気なものとは違っていた。 暫く沈黙があったので、僕は一応断ってから取り出した煙草に火を点けた。 暗い部屋に灰色の煙が散っていった。 「定期的にな、」 彼が静かに口を開いた。 部屋はテレビの明かりだけで、半分闇に沈んでいる。 「定期的に、こんな時が来るんだ。というか、ええと」 この人はあまり考えて喋る人ではない。この日も例外ではなかった。 「こんな時ってのはつまり、……定期的に気付くんだわ、おれ」 静かに彼は言った。僕は煙を肺いっぱいに吸い込んで、ゆっくり吐いた。 少しの沈黙のあと、彼は独り言のように続ける。実際、独り言だったように思う。 僕もあまり反応はしなかった。下手な相づちは意味を成さないように思えた。 「おれの『ノー・リーズン』はさ。物事を『うやむや』にできる」 彼はテレビに目を向けていたがどこも見ていなかった。 彼はどこか遠くを見ていた。 「『うやむや』ってのは突き詰めると……、『なかった』ことにならないか?」 天気予報は終わっていた。 彼が言いたいことはなんとなくわかった。 というより、彼が言いたいことこそが僕が気付いた彼の能力の恐ろしさだった。 「『事実をうやむや』にする。勿論、『曖昧』にする程度のこともあるけど、 『なかったこと』にだって出来るんだ、おれは」 僕は動かなかった。ガラスの灰皿に灰を落とした。 彼はリモコンを膝の上に乗せたままだ。テレビはCMを流している。 「スタンドは成長するんだろ。能力も強くなる。 なあ、おれ思うんだ。このまま戦い続けて強くなったら、 いやもしかしたら今のおれでも、」 煙草の煙は闇に溶ける。 「人ひとり、『うやむや』に出来そうなんだ」 テレビは飽きもせずCMを流していた。 沈黙がまたあって、そこで初めて僕は相づちをうつ。 「怖いですね」と。 そうなんだよ、と彼は答えた。「怖いってわかってるからいいんだけどさ」と続けた。 「考えてみろよ、人ひとり消せるんだ。そいつの存在を『うやむや』にすればそいつはいなかったことになる。 もっと成長すれば組織の敵なんか最初からないことにも出来る。 そしてもっと成長すれば……」 僕は煙草を灰皿に押し付けて火を消した。彼はリモコンでテレビの電源を落とした。 静かになった部屋で、彼と僕の目が合った。お互いの何かが通じた。 彼は言った。 「……だからおれ、深く考えるのが苦手なんだ」 「嫌い」じゃなくてですか、と尋ねると、彼は小さく笑って「苦手なんだよ」と繰り返した。 「そういうわけで、」 彼はおもむろに立ち上がって、僕のそばまで歩いてきた。 そうして縮まった僕らの距離は、2メートル。 「『ノー・リーズン』、今の一連の流れを『うやむや』にしろ」 NOとかかれたスタンドの拳が僕と彼に繰り出され、僕の視界は暗転した。 「ええと、新入りか?」 談話室には、『ノー・リーズン』の青年がいた。 「おれは明日任務だよ、参っちゃうぜ」 能天気な表情で、彼は向かいのソファーに座る僕に話し掛けた。 テレビはニュースのあとのバラエティ番組を流している。 テーブルには未使用のガラスの灰皿が、裏返しに置いてある。 「やだなァ~、おれ作戦とか頭使うの嫌なんだよ、深く考えるのが苦手でさあ」 軽く愚痴る彼を見て僕は、まあ大丈夫ですよ、と相づちをうった。 バラエティの企画に笑いながら「任務なくなんないかなァ」と愚痴る彼を残し、僕は退室する。 テレビの音に混じって、彼の無邪気な笑い声が聞こえてきた。 拳を食らった時、僕は僕のスタンドで『ノー・リーズン』の能力を『散らして』いたのだ。 彼はあの時のことを忘れていた。消えたテレビも吸った煙草も『なかったこと』になった。 彼の「気付いたこと」も、ただ僕が記憶するのみとなった。 結局彼とはその後何回か会話をしただけだったが、 彼はおそらく、自分の能力のことに「気付く」たび、自分でそれを『うやむや』にしていたのだろう。 それが、下手すれば世界の存在すら『うやむや』にできるかもしれない彼なりの「防御策」だったのかもしれない。 はじめ違和感を感じた彼のスタンドの姿も、そう不自然なことでもないのかもしれないと思った。 その後僕は組織を抜け、彼と二度と会うことはなかった。 -了- 使用させていただいたスタンド No.238 【スタンド名】 ノー・リーズン 【本体】 物事の原因や理由なんかを深く考えずに突っ走るタイプの青年 【能力】 触った物体・事象の理由をうやむやにしてその物体・事象を弱めたりなかったことにできる No.775 【スタンド名】 アースガーデン・Q 【本体】 自分の目的以外の物事に深く関わる事を避ける青年 【能力】 『本体へのスタンド能力』をコードを通して外へ散らす 一覧へ戻る 当wiki内に掲載されているすべての文章、画像等の無断転載、転用を禁止します。 [ トップページ ] [ ルールブック ] [ 削除ガイドライン ] [ よくある質問 ] [ 管理人へ連絡 ]
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いつものノイズが、またやって来る。 廊下のむこうから肩をいからせて眦を吊り上げて。 赤い唇から紡がれるのが意味を成している言葉なら、まだ俺も気が休まるのだろうが……。 …は………で……… ……よ… っ ……… それはまるで受信状況の悪いラジオみたいだ。 まったくもって、単なるノイズでしかない。 懸命に何かを訴えているのは分かるが、それだけのこと。 聞き取れないし意味が分からない。故にノイズだ。 …………ぃ…わ……… ……つ………し…… 呆れかえったような表情で溜息をつく姿だけは克明に見えるのが逆に癇に障る。 長い髪をかき上げながら何やらぐちぐちと呟いているようだが、愚痴りたいのはこっちだ。 ある日突然自分の部屋に幽霊が出現した方の身にもなって欲しい。 イライラしながら足早に女の横を通り抜け、最奥の寝室に向かう。 このところ仕事が忙しい所為で、深夜に帰宅してはただ眠るだけの生活が続いている。 これ以上益体も無い面倒を抱えるのは真っ平ゴメンだ。 明かりも点けずにベッドに潜りこむと、急速な眠気に襲われる。 ……心を亡くすと書いて「忙しい」とはよく言ったものだと思う。 際限の無い激務に追われると、その日にあったことを思い出すことすら難しくなる。 急速に襲い来る睡魔に身体を明け渡しながら、「辛いなあ……」と一言だけ呟いてみた。 意識が途切れる間際に脳裏をよぎったのは、何故かあの女の顔だった。 今日も今日とて深夜の帰宅。いつものノイズがお出迎え。 いい加減相手をするのも億劫なのだが、なんせ触れることも出来ないので 強制退去させられないのがどうにも歯痒い。 初めてこの女を目撃したのは……えーと……まあ、とにかくちょっと前のことだ。 とある深夜、俺がマンションの部屋に帰るとこの女が廊下に突っ立っていたのだ。 泥棒にしては堂々としているし、身なりも容姿もそう悪くない。 ではこの女はなんなんだろう? 「あんた誰。ここで何してんの?」 ………よっ! ………れ……が………… に……のっ…… 「いや、何言ってるか全然わかんね。それ何? 新手の腹話術?」 あ… っ…! ………は……て…… でっ!…… とにかく、怪しげな女が部屋にいることは間違いないのでつまみ出そうと試みて―― 「…あれっ?」 その手は空しく宙を掻いた。 確かに俺は二の腕を掴もうとしたはずだが……。疲れで目測誤ったか? んじゃ、リトライ。 「…………なんで?」 やはり俺の手は女の身体をすり抜ける。その時点でなんとなく嫌な予感はした。 身体を庇うように後ずさる女に問いかけてみた。あんたは幽霊ですか? と。 ………っ……… よ! さすが幽霊。この世界の言語は通用しないらしい。 こちらが恐怖を感じるような見てくれや態度でないのが幸いだ。 「まあ……触れられないなら害も無いか……そんなことより俺疲れてるんだよ」 一晩眠ればこの女もどこかに消えるかもしれない。 胡乱な頭でそんなことを考えながら、寝室へ向かった。 それが少し前の出来事。 ――以来、毎日のようにディスコミュニケーションが繰り返されているというわけだ。 変化が訪れたのは数日の後だった。 玄関をくぐった俺をねめつける強い視線は、腕組みした女から発せられるものだ。 そこまでは良かった。いつものとおりだ。 「……私の声、聞こえる?」 俺は多分、呆然としていたに違いない。 今までこの女の口から意味のある言語が放たれたことは一度だって無かったからだ。 女の言葉はさらに続く。 「今度は聞こえてるわよね? 苦労したわよ……ツテを頼ってあんたに “チャンネル”合わせてあげたんだから。感謝しなさいよ?」 「チャンネルって……そんなの簡単に合わせられるもんなのか?」 「あんまりやりたくは無いのよ。“向こう”に“引っ張られる”のは嫌だから」 「………?」 言葉は聞こえるようになったのに、今度は意味が良く分からない。この女は何を言ってるんだろう。 「ねえ、もう分かってるんでしょ? 本当のこと」 「……何、言って……」 「分かりたくないだけなんでしょ?」 何が分かってるって? 俺は何も分からない。分からないから問いかける。 「なんだよ。一体何が言いたいんだ? ここは俺の部屋で――」 「今は私の部屋なのよ……幽霊さん」 ヘンなこと、いうなよ 「……毎晩遅くまでお仕事ご苦労さま。でも、あんた今日の仕事思い出せる?」 仕事 おれ、は、会社で えーと会社で なんだっけ 何の仕事したっけ 「この部屋が自分の部屋に見える? 全部私の趣味で固めてあるのに」 俺の部屋 ? こんな、女っぽい部屋 違うな あれっ 俺のギターも 無い 学生の頃バイトしてかった 「見ようとしなかっただけ。聞こうとしなかっただけ。あんたはもう――」 ああ そっか 俺…… 「死んだのか」 言葉に出すと、その事実はストンと胸に収まった。 「そう、もう半年も前にね」 「……なんで死んだんだろう」 「居眠り運転。夜遅くにこの近くで信号柱に突っ込んだんだって」 「詳しいね。俺も忘れてるようなことを」 「ここを管理してるのは伯父の会社なの。あなたが出るから住人が居つかない、って泣きつかれてね……」 苦笑まじりに言う女の顔を眺める。 綺麗な女だな、と今頃になって気付くのだから俺は本当に何も見えていなかったんだろう。 「迷惑、かけたな」 「どういたしまして」 穏やかな顔で笑う女の目には、いくばくかの憐憫が垣間見えた。 自身を理解した今ならあっさり消えられそうな気がしていたのに、少しだけ心が弱くなる。 俺は僅かに逡巡してから口を開く。 「……泣き言、言っていいかな」 「どうぞ。聞くだけしかできないけど」 「もう少し……生きてたかったなあ」 「うん」 「仕事だって結構がんばったんだぜ? 一流大卒の奴らに負けてたまるか、って」 「うん、わかるよ」 「毎日クタクタになるまで残業して……それで……」 「うん。私は毎晩あなたを見てたから、知ってる」 優しい声がかけられる。眦が熱くなる。 「あなたのお仕事は知らないけれど、あなたが頑張ってたのは知ってる」 暗い部屋に一人で帰っていた頃には、こんなことはなかった 「何も心配いらないから、もう休んでいいのよ?」 ありがとう。……じゃあ、少し休むとしようか…… 「さよなら、幽霊さん―――」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「助かったよ……これで安心して物件を薦められる」 「伯父さん。私は拝み屋さんじゃないんだからね、こういうのはこれっきりにしてよ?」 「しかし、美紗はあの幽霊をどうやって祓ったんだ? 参考までに是非……」 「……別に悪い霊じゃなかったから、祓うなんて言い方はよしてよ」 「あ、ああ……で、どうやって……」 「何も変わったことなんかしてないわよ? 頑張ってる人にはね、こう言ってあげるの。――お疲れ様、って」
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{{{{{ ◆一階の部屋 {{{{{ ◆二階の部屋 ククリ石 1 100ピコリ {{{{{ ◆おやすみ部屋 ククリ石 1 100ピコリ {{{{{ ◆遊び部屋 ククリ石 1 100ピコリ {{{{{ ◆ロフト部屋 ククリ石 1 200ピコリ {{{{{ ◆さつえい部屋 ククリ石 1 100ピコリ {{{{{ ◆おふろ部屋 ククリ石 1 100ピコリ {{{{{ ◆ながめの良い部屋 ククリ石 1 100ピコリ {{{{{ ◆物置部屋 ククリ石 1 300ピコリ {{{{{ ◆二階バルコニー チェランカの木 3 ガムムットのおの 1 300ピコリ {{{{{ ◆くつろぎ部屋 ククリ石 1 100ピコリ {{{{{ ◆やすらぎ部屋 ククリ石 1 100ピコリ {{{{{ ◆上映室 ククリ石 1 300ピコリ {{{{{ ◆組み立て場 チェランカの木 3 ガムムットのおの 1 150ピコリ
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同名アイドル [ウィンターホラーグリーン]白坂小梅データ [ウィンターホラーネイビー]白坂小梅データ [ウィンターホラーボールド]白坂小梅データ [ウィンターホラーブルー]白坂小梅データ プロフィール セリフ集 [部分編集] 同名アイドル 白坂小梅 [メイドコレクション]白坂小梅 [ハロウィンナイトメア]白坂小梅 [ウィンタースタイル]白坂小梅+ [ホワイトナイトメア]白坂小梅 [納涼浴衣娘]白坂小梅 [CDデビュー]白坂小梅 [ゴシックホラーナイトメア]白坂小梅 [部分編集] [ウィンターホラーグリーン]白坂小梅 データ [ウィンターホラーグリーン]白坂小梅 属性 クール レア度 レア Lv上限 1 親愛上限 0 Lv1攻撃値(アルバム値) 900(1コスト比112.5) Lv1守備値(アルバム値) 1200(1コスト比150) Lv1攻撃値(実際値) 同上 Lv1守備値(実際値) 同上 コスト 8 移籍金 2,900マニー 特技 ナイトメアスノー(全タイプの攻 小ダウン) 入手 招待キャンペーン第9弾(2012/12/10 16 00~2012/02/12 15 00)間に招待1人モバ友招待ガチャ 備考 ・特別移籍させることはできない・レッスンさせることはできない [部分編集] [ウィンターホラーネイビー]白坂小梅 データ [ウィンターホラーネイビー]白坂小梅 属性 クール レア度 レア Lv上限 1 親愛上限 0 Lv1攻撃値(アルバム値) 1020(1コスト比127.5) Lv1守備値(アルバム値) 1460(1コスト比182.5) Lv1攻撃値(実際値) 1200(1コスト比150) Lv1守備値(実際値) 1700(1コスト比212.5) コスト 8 移籍金 2,900マニー 特技 ナイトメアスノー(全タイプの攻 小ダウン) 入手 [ウィンターホラーグリーン]白坂小梅と[ウィンターホラーグリーン]白坂小梅を特訓 備考 ・特別移籍させることはできない・レッスンさせることはできない [部分編集] [ウィンターホラーボールド]白坂小梅 データ [ウィンターホラーボールド]白坂小梅 属性 クール レア度 レア Lv上限 1 親愛上限 0 Lv1攻撃値(アルバム値) 1290(1コスト比161.3) Lv1守備値(アルバム値) 1710(1コスト比213.8) Lv1攻撃値(実際値) 1500(1コスト比187.5) Lv1守備値(実際値) 2000(1コスト比250) コスト 8 移籍金 2,900マニー 特技 ナイトメアスノー(全タイプの攻 小ダウン) 入手 [ウィンターホラーネイビー]白坂小梅と[ウィンターホラーグリーン]白坂小梅を特訓 備考 ・特別移籍させることはできない・レッスンさせることはできない [部分編集] [ウィンターホラーブルー]白坂小梅 データ [ウィンターホラーブルー]白坂小梅 属性 クール レア度 レア Lv上限 1 親愛上限 0 Lv1攻撃値(アルバム値) 1560(1コスト比195) Lv1守備値(アルバム値) 1980(1コスト比247.5) Lv1攻撃値(実際値) 1800(1コスト比225) Lv1守備値(実際値) 2300(1コスト比287.5) コスト 8 移籍金 2,900マニー 特技 ナイトメアスノー(全タイプの攻 小ダウン) 入手 [ウィンターホラーボールド]白坂小梅と[ウィンターホラーグリーン]白坂小梅を特訓 備考 ・特別移籍させることはできない・レッスンさせることはできない [部分編集] プロフィール アイドル名 [ウィンターホラーグリーン]白坂小梅 [ウィンターホラーネイビー]白坂小梅 [ウィンターホラーボールド]白坂小梅 [ウィンターホラーブルー]白坂小梅 フリガナ しらさかこうめ 年齢 13 身長 142cm 体重 35kg B-W-H 66-51-70 誕生日 3月28日 星座 牡羊座 血液型 AB型 利き手 左 出身地 兵庫 趣味 ホラー・スプラッタ映画鑑賞・心霊スポット巡り [部分編集] セリフ集 セリフ 内容 プロフィールコメント 「プロデューサーさん…ゆ、雪のスキー場…行くって、聞いたから…ふ、冬のホラー映画…見て…お仕事の予習する…?……雪山は…きっと、いっぱいる…と思う、けど、一緒なら…あ、安心だから…ね?」 親愛度UPコメント 表示 「あ、あの…○○さんの好きな…映画…教えてほしい…」 リーダーコメント 「こ、怖く…ない…よ……?」 あいさつ 「ス、スキー場…は、初めて…行く…」 あいさつ 「スキー…で、出来ない…ソリ…なら…」 あいさつ 「あ、あの…もう一本…いい…?」 あいさつ(グリーン) 「こ、これ…見たことない…から……か、借りてみよう…かな…?」 あいさつ(ネイビー) 「これは…オススメ…。アレが…グチャってなるの…。面白い…ホラー…!」 あいさつ(ボールド) 「日本のだと…これイイ…。いきなり…降ってくるの…アレが…。」 あいさつ(ブルー) 「いっぱい…いっぱい…ホラー映画ざんまい…楽しみ…ふふ…」 あいさつ 「○○さんといっしょに…ホラー映画鑑賞会…ふふふ…」 仕事終了時 「ゆ、雪山…LIVE…ド、ドキドキ…」 仕事終了時 「お仕事の予習…大事だと…思う」 仕事終了時 「リ、リアル…サイコ…サスペンス……ごっこ」 仕事終了時(グリーン) 「ホラー映画…見るときは…部屋、暗くして…観る…よね…?」 仕事終了時(ネイビー) 「暗い部屋で、ホラー映画見るの…好き……でも…ママに…怒られる…」 仕事終了時(ボールド) 「ホラー映画見始めると…いつの間にか…あ、朝日が……」 仕事終了時(ブルー) 「1人でホラー映画…見るの…こ、怖い…?ふ、ふふふ…かわいい…」 仕事終了時 「○○さんと…一緒に…映画、見るの…た、楽しい…です」
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あかねいろしんせいき【登録タグ 32缶 GUMI あ 曲】 作詞:32缶 作曲:32缶 編曲:32缶 唄:GUMI 曲紹介 32缶氏の2作め。 同氏の楽曲「真夜中の取水塔」と世界観を共有している。 歌詞 ぽつぽつと降り出した 昼を冷ましてく雨 何も変わらないと 思い込んでいたんだ 君をなくした世界で 一日が壊れた 太陽が昇る意味を今失った それでも世界は 思ったより綺麗だった 静寂 遠ざかる 幻想 雨雲払った世界の果て その声 仕草 繋いだ手と手を ほら あの日を忘れぬよう 夕焼けの中 君のもとへ 燦々と照りだした 本当の太陽が 窓のない部屋を 内側から照らした 君をなくした世界で 一日は終わる 赤い空 繰り返す 凪 その先 伝わる 赤い鼓動 あの時 朝焼けと 繋いでいたい 心を なくしても 思い出せるよ あの日を 雨雲払った世界の果て その声 仕草 繋いだ手と手を ほら あの日を忘れぬよう 夕焼けの中 僕らは 忘れない 僕らはそう その声 仕草 繋いだ手と手を ほら 叫ぼう 君の名を 夕焼けを越え 君のもとへ コメント 名前 コメント
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概要 別に水に潜るわけではありません。暗い道を進んでゴールを目指してください。 一応通路で敵に遭遇したときの対処法についての練習として作ったつもりでいます。 ダウンロード 製作者コメント わりと簡単に解けます。 ヒント ↓下記反転↓ どうやら敵は斜め移動は苦手なようです。 ブチャラティの動きをよく覚えましょう。メモを取ってもいいかも。それと焦らず待ってみるといいことがきっとあります。 マンハッタントランスファーは安全なところで発動しましょう。 ポルナレフ部屋の上の出っ張ったところにドヒュウウの罠があります。 敵の行動パターンをよくみれば必ず進めます。 答え合わせ ↓下記反転↓ 最初の承太郎は下の円状の回路を回れば追いかけてこなくなります。 ブチャラティの大群はしばらくすると左右で動きが同じになりますのでそれまで動きがわかりところで足踏みをします。そのあと上から順にブチャラティ、ブチャラティ、空き、ブチャラティ、空き、ブチャラティ、空き、となったら下に進みます。その後ジグザグに進みます。上から二番目と三番目の水溜りの間で三回素振りを行ってまたジグザグに進み、三番目と四番目の水溜りの間に来たらまた三回素振りをしてジグザグに進みます。そのあとは道なりに進みましょう。 マンハッタントランスファーを拾ったら道を引き返します。ポルナレフが追いかけてこなくなったら先のDISCを発動。ポルナレフが引き返し四角い部屋を2人でぐるぐると回るようになったら移動。部屋の上の出っ張ったところの先まで行き罠を踏みます。部屋に入るときは2人のポルナレフが部屋の右下にいるときが安全です。 アナスイの前まで移動。起きないときは左右に移動してみましょう。 画面の上へ限界まで移動。そのあと素振りが足踏みを続けているとアナスイが引き返していきます。 アナスイがこちらにこない程度についていき階段の2マス上の位置で待機。するとアナスイは部屋の右端に止まっているのでその隙に階段に移動して降ります。 評価 選択肢 投票 ☆☆☆☆☆ (0) ☆☆☆☆ (0) ☆☆☆ (0) ☆☆ (0) ☆ (0) タグ ブチャラティ 一本道 勉強系 離脱系 感想 名前 コメント
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天使みたいにキミは ◆7VvSZc3DiQ 目を閉じたまま夢を見る。何時とも知れない夢だ。 夢の中で僕はただ座っていた。何をするでもなく、何をしたいわけでもなく、ただぼんやりと座っていた。 座ったまま、僕はこれが夢だということに気付いている。 夢――僕は、どうしてこんな夢を見ているのだろう。 夢は願望の裏返しだという。ならば、この夢はいったい何を表しているのか。 何もしていない僕は、何もしたくないと、そう願っているのだろうか。 違うと思う。多分、違うはずだ。 夢の中のせいでぼんやりとしか考えがまとまらないけれど、僕には何かしたいことがあったはずなんだ。 だけどそれが何なのか分からない。僕は何を求めていたんだろう。 欲しいものは、沢山あった――ような気がする。 特別なものが欲しかったわけじゃなくて、当たり前なものを当たり前に持つことに憧れていた。 当たり前になれなかった僕は、持っていて当たり前のものさえ取り零してばかりだったから。 ◇ 意識を取り戻した時、視界に入ったのは見知らぬ天井だった。 「ここは……」 「――あ、起きた?」 誰に向けたわけでもない呟きに、反応したのはどこか溌剌さを感じさせる女性の声。 声の方へ目を向けると、セーラー服に身を包んだ少女と視線が合った。 こちらを見つめるその瞳を眩しく感じて、思わず目をそらす。 暗い部屋の中で人の目だけ光るだなんてこと、あり得ないはずなのにそう感じてしまったのだ。 「……ッつ」 「っと、大丈夫? なんだかうなされてたみたいだけど。まだ無理しないで寝てていいわよ」 僕が寝ていたのは、とあるベッドの上だった。周囲を見てみると同様のベッドが等間隔に並んでいる。 僕はこの景色をよく知っている。 まるで人間味に乏しい、白で無理矢理に塗り潰されたこの部屋は、かつて僕が入院していたときのあの病室にそっくりだった。 ……でも、どうして僕は病院なんかにいるんだろう。そしてこの娘は、いったいどうして僕のそばにいるんだろう。 身体を起こしながらまだ覚めない頭で考えているうちに、僕は思い出した。 「僕たちは……殺し合いをさせられてるんだっけ?」 何も分からないうちに殺し合えと命令されて、ここへ連れてこられたのだった。 運ばれているうちに僕は意識を失ってしまっていたらしい。自分ではベッドの上に移動した記憶なんか欠片もない。 ということは、目の前の女の子が僕をベッドの上まで運んで、目が覚めるまで看病してくれていたらしい。 ありがとうという感謝の気持ちよりも、申し訳無さのほうが先に立つ。 そして、疑問も。僕たちは確かに殺し合えと言われたはずなのに、なら僕と彼女はお互いに殺し合う相手同士なはずなのに、どうして彼女は僕を助けた? 率直にその気持ちを彼女に伝えると、微笑みを返された。 殺し合えなんて言われたって、どうして私たちがそんなことをしなくちゃいけないんだと、彼女は言う。 それよりも、と彼女は話題を別の方向へと持っていく。 「あなた、名前は? あたしは雪村螢子。よろしくね」 「……渋谷翔」 無愛想に返事を返し、差し出された手を無視しても、彼女は僕に対する笑みを崩さない。 僕が黙ったままでいると、彼女の方から色々な話をしてきた。 彼女もまた、何も分からぬうちにここへ連れてこられたらしい。 しかし、殺し合いなんかに参加するつもりはないという。どうにかしてここから逃げ出すことはできないか、協力者を探すつもりなのだ。 彼女は一人ぼっちではなかった。信頼出来る知人の名前も携帯電話に載っていたらしい。 浦飯幽助と桑原和真という二人の男性の名前は僕の知らないものだったが、彼らの名前を呼ぶ彼女の声には、確かな信頼が込められていた。 彼女に倣って僕も携帯電話を操作してみる。 僕の知り合いは――いた。彼女のそれよりも多い。 だけど僕は、彼女のように知り合いを信じるなんてことは出来ない。 どうしてと彼女は聞く。 むしろ、僕のほうが尋ねたい。どうして君は、他人を信じられるんだと。 世界は悪意に満ちている。人と違えば弾き出され、人より劣れば虐げられ、人より優れば妬まれる。 そんな世界で僕は生きてきて、いつしか世界を憎むようになった。 世界に居場所を求めるから辛くなる。世界を嫌えば、居場所なんてなくていい。何も気に病むことはない。 性善説だなんて反吐が出る。人は生まれもって悪なのだ。無論、僕自身も。 だから――僕に彼女の考えは理解出来ない。 そんな目をする彼女も、僕の考えを理解出来ないだろう。僕らは平行線だ。決して交わることがない。 だからこの対話には、何の意味もない。 僕にはやりたいことがないのかもしれない。 でも、僕は自分がやるべきことを分かっている。あの人が、教えてくれたから。 僕は天使なんだ。天使は世界を祝福し、正しい方向へと導く。 悪意に満ちた世界を変えて、悪に塗れた人を粛清する。 それがあの人――大門美鈴さんに教えてもらった僕の役割。 だから僕は、やるべきことを実行する。 彼女の無防備な胸に、すとんとナイフが刺さった。 彼女は小さく呻くと、僕の手からナイフを取り上げようと懸命に足掻く。 いくら僕が小柄だといっても、男女の絶対的な体力差はそう簡単に覆せるものではない。 ずいと深く刃を刺し込むと、びくんびくんと心臓が跳ねる感触が手に返ってきた。 びくん、と最後に大きく脈動し、彼女の身体はずさりと僕に覆い被さってくる。 僕の胸に湧いたのは、小さな感慨だった。次いで大きな感動が胸を満たした。 生まれて初めての解放感に、心が躍った。この感情の源泉がいったいどこにあるのかどこから来るのか。 『声』が何を言っていたのかを、ようやく思い出す。 神の座を得よ――そう言っていたのだ。僕は神になるのだ。 天使なんかじゃない。もっと上位の存在に。そうすればきっと大門さんはもっと僕を褒めてくれる。認めてくれる。 昂ぶる高揚を身の内に収めきれず、僕は笑った。こんなに大きな声をあげて笑うのは久しぶりかもしれない。 僕は、僕は――! 視界の隅に何かが映って、それが何かを確認する前に僕の視界は勝手に回転し、闇にとぷんと落ちた意識はもう二度と浮かび上がらなかった。 ◇ 死体は、二つになった。雪村螢子は胸の傷から命を流し失い、渋谷翔は笑ったまま首をあらぬ方向に曲げている。 生きているのはただ一人。渋谷翔を殺害せしめた少年が、ただひとり立ちすくんでいる。 少年の名は――浦飯幽助。 「おい……起きろよ、螢子」 渋谷翔の頚椎を一撃で破壊した拳が、今は優しく開かれ雪村螢子の肩に置かれている。 幽助の左手に握られた携帯電話の画面には、拡大された地図画像と赤く光る三つの光点が表示されていた。 これが、幽助に支給されたアイテム――半径百メートル以内に存在する携帯電話を探知するGPS拡張ソフト。 幽助がこの支給品に関する説明を読んだ時、まっさきに考えたのは雪村螢子を探すことだった。 皮肉にも――その目的は、早々と達成されたことになる。『生きた』雪村螢子と出会うことは叶わなかったが。 幽助がいくら呼んでも、螢子が返事をすることはない。 愛する人が呼ぶ声に、死の寸前で息を吹き返すという奇跡も、起こらない。 師である幻海がいつぞや見せたように己の霊力を通じて生命力を注ぎ込むも、既に失われた命を取り返すには至らない。 魂が抜けた肉塊になっていくさまを、ただただ眺めることしか出来ない。 目前の死に対して、少年はあまりにも無力だった。 どれだけの時間、座り込んでいただろうか。 意を決したように、少年の目は輝く――とある決意を奥に秘め。 【雪村螢子@幽☆遊☆白書 死亡】 【渋谷翔@GTO 死亡】 【G-4/病院内部/一日目・深夜】 【浦飯幽助@幽遊白書】 [状態] 呆然 [装備] 携帯電話(携帯電話レーダー機能付き) [道具] 基本支給品一式 基本行動方針 ??? [備考] 渋谷翔が雪村螢子殺害に使用した血塗れのナイフ@現実が周辺に落ちています。 基本支給品一式×2、不明支給品(1~3)がベッドのそばに置かれています。 【携帯電話レーダー機能】 携帯電話の基本機能であるGPSソフトの機能を拡張したもの。 半径百メートル以内に存在する携帯電話に反応し、赤い光点として地図上に表示する。 Back パラドックスワールド 投下順 友情の法則 Back パラドックスワールド 時系列順 友情の法則 START 雪村螢子 GAME OVER START 渋谷翔 GAME OVER START 浦飯幽助 冷たい病院の時は動きだす
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この作品は、2008年度の初音ミクの誕生日企画「ボカロSS投稿所PS企画”Miku Hatsune”」に投稿された作品です。 作者名は、人気作品アンケートが終了するまで非公開とさせて頂いております。 ――さあ、御伽噺をしてあげようか。 やあ。よく来たね。まずはそこに掛けてごらん。寒かったろう? 今、温かいお茶を入れてあげよう。 困ったな。そんな顔をしなくていいよ。僕は君をとって喰いやしないさ。さあ、お茶が入った。どうぞ。熱いから気をつけてね。 ――美味しい? そう、良かった。それ、何も入ってなきゃいいね? ふふ。冗談だよ。毒なんて入れたら僕が君を食べられなくなってしまうじゃないか。 ……冗談だよ。そんな顔しないでよ。まあいい。 さて、それじゃあ御伽噺をはじめようか。 いいや、これは御伽噺ではないね。だって全てが真実さ。そう、僕がいたあの場所についての話。 君が見た、あの場所についての話さ。 さあ。御伽噺をしてあげようか。 ◆ 僕があの場所を見つけたきっかけは、そう、君と全く同じだったと言っていい。捨てられたんだ。親にね。なに、別にそんな珍しいことじゃないさ。特にあの頃は、そう、ありふれた日常だったといっていい。あの頃僕らの国は飢饉だったからね。子どもを捨てるなんてことは良くあった。 僕はあの森に捨てられた。君と同じにね。 深い森だった。父に連れられてその森まで来たとき、正直なところ僕は自分が捨てられることを理解していた。聡い子どもだったんだ。それでも僕は泣き喚いたりしなかった。正しい子どもを演じていた。僕は何も判らないふりをしていたんだ。 どうしてかって? さあ。それは僕にも良く判らない。でも君なら判るでしょう? ふふ、そう。君と同じさ。判らないまま、僕らは無知な子どものふりをしていた。それが僕らが生き残る術だったんだからね。僕らは子どもだったけれど、その術を理解して生きていた。利口な子どもは時として大人に嫌われていたからね。君も僕と同じ、利口な子どもだったということさ。だから利口な僕らは、あの時でも何も知らないふりを続けていた。 判っていたんだ。喚いたところで泣いたところで捨てられていくことには違いない。それどころか下手に泣き喚いたら捨てられるのではなく、その場で父の手によって生を終わることになるかもしれないってね。さすがにそれは嫌だった。だから僕は、捨てられることを許容した。恐らくね。 そうして父は去っていった。最後の言葉はなんだったっけな? もう忘れちゃったや。 僕は父の背を見送って、それから森の中を歩き出した。パンなんて持ってなかったから、どこかの兄妹みたいな真似は出来なかったけれどね。 それが間違いだったんだろう。僕はあっさり行き倒れて――そして君たちに拾ってもらった。 ◆ 目覚めて最初に耳に届いた君の歌声は、今でも僕の中に息づいているんだ。 嫌だな。どうしてそんな胡散臭そうな顔をするの。 本当だよ。僕は君の歌声に惚れたんだ。君は苦しそうに笑っていて、その笑顔にも惹かれたけれどね。 さすが、あのサーカスの歌姫と呼ばれるだけはある。 そうだ。腹を減らしていた僕に食べ物を分けてくれたあの獣は元気かい? あれから僕は新しい味を知ったんだけどね。 座長は相変わらずのようだね。あの二人はどうだろう? ――ああ、ごめん。そんな顔をさせるつもりじゃなかったんだ。……ね、ほら。顔を上げて。 君はまだ歌っているのかい? あの場所で? そう。そうか。そうだったね。終わりのない催しだと言ったのは座長だったか。 風が出てきた。窓がすこし煩いね。いっそ開け放してしまおうか。待っていて。……ほら。ああ、いい風だ。君の髪と同じ匂いがするよ。いや、どうかな? 少しばかりあの獣の餌の臭いも混じっているかな? あの場所はここから近いんだったね。 おや。鴉が鳴いている。こんな夜中に煩いことだ。 どうだい君。少し外を散歩に行かないかい? こんな夜だ。御伽噺にはとてもいいじゃないか。歩きながら話すというのも少しばかりおつではないかい? 君、知っていたかい? 御伽噺は夜伽話。夜に話す戯言さ。とても似合うと思わないか? さあ、お手をどうぞ。異形の歌姫。僕の愛しい歌姫。 ◆ やはり外は寒いね。僕の上着を貸してあげよう。ああ、大丈夫。怯えなくていい。大丈夫。君があそこから逃げ出してきたことくらい判っているさ。 僕がそうだったようにね。 近づくのはやめておこうか。あの獣の鼻は侮れない。座長の勘も恐ろしいものだけれどね。 さて、じゃあこのあたりで座ろうか。切り株の椅子なんて、なかなか御洒落じゃないか。誰が切ったものだか判った物じゃないけれどね。 今日も微かに歓声が聞こえるね。相変わらずあのサーカスは盛況なようだ。楽しそうで何よりだ。 何も知らない人間は楽しそうでいい。まったく、反吐が出る幸せだ。 もっとも僕だってあの場所で楽しんでいたのは事実さ。だってそうだろう? あの場所では毎晩君の歌声が聴けた。それはなんと贅沢なことだろう! パンやミルクよりずっと素晴らしいご馳走だった。 どうだい君。今宵も歌ってくれないか? 久々の再会に、一曲でいいから。 ――本当かい! それはありがたい。じゃあ心して聴くとしよう。 ◆ やはりいい声だ。断末魔の叫びにも似た絶望を、君の歌は体現している。だからだろうね。僕らの心に直接響く。 歌いながらでいい。僕の戯言の続きを聞いてくれるかな。 僕はあの場所にどれくらいいただろう? そう長くはなかったはずだけれど、僕の身体が腐るくらいにはいたんだろうね。 僕は何かに怯えていた。何にだろう? 今となっては僕には判らず、僕に判らないということは、この世に判る人間は誰一人としていなくなってしまったということだ。別に構わないけれど。 僕はあの場所から逃げ出した。なんということだろう。恩知らずだと恥じ入るしかない。あの一団に拾ってもらわなければ、僕は最初に行き倒れたあの場所で朽ち果て、森の一部になっていただろうに。 それでも僕は「何か」に怯えて、あの場所を逃げ出した。そうして今、ここにいる。 僕はどこへ行こうとしているのか、町へ戻るつもりはないのか。僕は僕自身に毎夜問いかけるんだ。けれども君、不思議なことに答えが出たことはないんだ。君はどうだい? 答えは出たかい? ああ、いい。いいんだ。答えなくて。君はただ歌ってくれていればいい。そう、無邪気な子どものように、いいや、そう振舞う利口な子どもみたいに、ただ笑って歌っていればいい。それが僕の望みだ。 この歌声が、永久に響けばいいさ。そして町にいる馬鹿げた幸せを謳歌する人間たちに届く日を祈ろう。 絶望を、聴けばいい。 ◆ ああ。おや。どうしたんだい。歌姫。眠ってしまったのか。そうか。こんな場所で眠ってしまうと身体に良くないだろう。君のいるべき場所へ僕が連れて行ってあげなければならないね。 さて。ところで僕は君に言わなければならないことがある。 眠り姫。愛しい愛しい眠り姫。異形の歌姫。愛しい愛しい異形の歌姫。 あの場所を逃れることを夢見てきた姫よ。僕の声が聞こえるかい? ここまで話してきた御伽噺の中、僕はたった一つだけ君に嘘を吐いた。 それが何なのかは―― 言わないほうが、花だろう? ◆ さあ。御伽噺をはじめようか。 そのサーカスは、暗い森の中にある。 森の奥の奥にあるんだ―― ――Fin.